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こんにちは代表の赤羽です。
建物解体工事の費用に異変が起きています。
不動産販売のために必要な段階や工程はいくつもあります。
更地を販売するためには大まかには次の4つの作業が必要です。
「建物解体」・「測量」・「上下水道整備」・「造成工事」です。
空き家が更に生まれ変わるためには建物解体工事をまず行います。
そして、その土地の面積を正確に測りなおす測量を行います。
上下水道が整備されていない場合は、上下水道整備工事を行います。
土地の形状や段差を含めて擁壁設置などの造成工事も行う必要があります。
全てが大切な作業です。
解体工事はその名の通り、建物を解体する工事です。
その費用の異変とは・・・・
大気汚染防止法の改正により
建物解体工事に加えて、公示前の石綿(アスベスト)の有無調査が必要となりました。
仮に石綿(アスベスト)が含まれていた場合は、解体前に石綿の取り除きが必要となりました。
その事前調査と調査結果、除去工事については労働基準監督署に届け出ることが義務なのです。
しかも、石綿(アスベスト)は外壁塗装や石膏ボード・スレート等に含まれている可能性が
高いのです。やっかいです。
石綿調査と除去作業に費用がかかります。
知り合いの解体業者さんに聞きましたら、いままで150万円ほどで出来た解体工事が
300万円弱(約2倍‼)となっている工事実績もあるそうです。
令和4年4月からは、守らない業者に対しての罰則(3か月以下の懲役または30万円以下の罰金)
が課せられるそうです。
不動産売買業は建物解体と切っても切れない業種ですので、ビックリするやら頭が痛いやらです。
環境のためですが。。。
環境省HPより⇩