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お持ちの不動産をご売却しようと思った際、

まず気になるのが「この不動産いくらで売れるだろうか?」

そして「よし!不動産のプロに聞いてみよう‼」と不動産業者へお声掛け下さるケースは多々あります。

不動産価格の査定をしてもらうのに、1社だけでなく複数社に査定を依頼して、当然一番高い価格提示の

不動産業者に任せようと考えるのではないでしょうか。

その際に、一点ご注意を。

査定価格が2つ提示されることがあります。

「仲介価格」「買取価格」です。

一つの不動産に2つの価格??

あくまで基本的にですが、仲介販売による査定価格のほうが買取価格よりも高い傾向にあります。

なぜなら、仲介販売の場合には不動産業者はあくまで仲介の立場にあり、販売在庫として持つことはありません。

そのため、在庫リスクもなく、買主が見つかった場合の報酬(仲介手数料)も法定範囲内と決まっています。

よって、リスクを鑑みることなく思いっきりの価格提示も出来てしまいます。

ちなみに、提示した金額で売れる保証はありません。売れる時期も不確定です。

一方で、買取価格については不動産業者が負担する費用や経費を計算したものです。

販売在庫として持ちますので在庫リスクも考慮した査定価格となっています。

1円でも高く売れる方が良いと思いますが、仲介販売の査定価格で売れる保証はありませんし

契約不適合責任(瑕疵担保責任)も売主に残ります。

査定価格の高い低いに惑わされる前に、査定価格の根拠とリスクをしっかりと不動産業者に聞いておくことが大切です。

不動産業者の対応があいまいである場合は注意が必要です。

せっかく大切にしていた不動産ですから、気持ちよく安心して売却したいものです。

 

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